こんにちは。「グッドピザ、グレートピザ」を遊んだので、レビューをしたいと思います。
概要
このゲームは、ピザ屋の店員(兼店主)となり、お客様からの注文を受け、ピザを制作するゲームです。プレイヤーは注文内容を聞き取り、記事に具材をトッピングし、オーブンで焼き、カットして渡します。基本的にはその繰り返しです。しかし、この一連の工程の中には正確性を求められる操作などがあり、それらが面白さとして機能しています。
また、味のあるデザインや、ストーリー性もあり、ゲームの世界観にもしっかりと没入できます。ストーリーは、主人公がピザ屋を出店するところから始まります。すぐにライバル店の店主が現れ、嫌味を言いながらも、ピザ制作のノウハウをしっかりと叩き込んでくれたりします。単純に接客をするだけのゲームは世の中に結構ありますが、ストーリーがある経営ゲームはなかなかないので、これは新鮮なポイントでした。
お勧めポイント
曖昧な注文を正確に聞き取る
お客さんの注文が正確でないのが、このゲームの大きな特徴です。画像のように「ピザ1枚もらえる?」などと突拍子もなく現れるのです。
このような時には「何ですか?」を選択すると、注文の詳細を教えてくれます。
「何ですか?」を押し続けると、やがて正確なレシピを提示してくれます。しかし「何ですか?」を押すごとに、顧客の満足度は下がっていくので、ある程度のところまで聞いたら「OK」を押して制作に取り掛かかれるようになるとよより良いです。お客さんが何を求めているかはプレイしていくと徐々にわかるようになり、「何ですか?」を押す回数も減っていきます。それに応じてお客さんの満足度も上がっていきます。上達すると阿吽の呼吸で捌けるようになり、常連さんとのやり取りを体験することができます。
正確なトッピング
注文を確認したらピザの製作作業に入ります。具材を次々にタップ操作でトッピングしていきます。時間の経過で顧客満足が下がっていくので、作業の速さが求めれれます。トッピングには具材をどこに何個乗せるかといった条件が細かく設定されており、正確な指捌きも求められます。
速さと正確性が求められるので、本当に厨房で作業しているかのような体験をすることができます。こちらもかなり没頭できるので面白いポイントだと思います。
和やかな世界観、ストーリー
ゲームはゲーム内時間の1日単位で進行していきます。1日経過するごとにストーリーも前に進んでいきます。朝はニュース番組から始まり、夜になると店の電気を消して閉店します。朝のニュース番組はPNNニュースというものが流れており、内容はかなりピザに偏っていて面白いです。
お客さんの中にはお金がなくピザの援助をもとめてくるような人もいます。このような人にやさしく接すると後でお返しをくれることがあったりもします。
ゲーム内で時間が経過するごとにお客さんの生活も変化していきます。そんな様子をピザ屋として見守るのも楽しい点です。
まとめ
奥深いストーリーと、リアルなピザ制作が同居した良作だと思います。お客さんによっては注文だけではなく雑談をする人もいます。そんな人達とのひと時を楽しむのも本作の醍醐味の一つだと思います。
「コーヒートーク」にハマった人であれば、雰囲気が似ているのでかなり楽しめるのではないかと思いますので、プレイを検討してみてはいかがでしょうか。