こんにちは。おくらです。
今回は、ゴミ屋敷を掃除するゲームEmergency Cleanup co.のアーリーアクセス版が2024年11月12日にsteamで発売されましたので、早速レビューしていきたいと思います。
筆者はこの手のお掃除ゲームは、PowerWash Simulator、House Flipper、Viscera Cleanup Detail、Crime Scene Cleanerなどをクリア済であり、お掃除ゲーム好きと自認しております。それらの同ジャンルゲームとの対比も交えて紹介できればとおもいます。
ゲームの概要
主人公は先代から継いだクリーニング会社(ダスキンのような)の経営者。日々様々な清掃案件を受注し、自ら現場に赴き作業します。清掃作業は1人称視点で、ステージに散乱しているゴミを拾い、細かいゴミは掃除機で吸い取り、液体のシミなどはスポンジやクリーナーで落としていきます。この辺りの作業はHouse Flipperの作業にかなり近いものを感じました。
ステージをクリアするとクライアントから報酬が得られ、得た報酬を用いて道具類を購入していきます。この辺りはお掃除ゲームの鉄板ですね。よりよい道具を使うことで掃除の効率が上がりますので、だんだん掃除スキルがアップしていくロールプレイング要素を楽しむことができます。
良いところ
1ステージがコンパクトでスキマ時間で遊びやすい
清掃案件1件=1ステージの扱いとなっており、1ステージのボリューム10分~30分程度と短めです。類似のゲームは1ステージに1~2時間程度かかるのは割と普通なので、1ステージの内容はかなり軽めな部類です。
ステージクリアまでにかかる時間は短いのですが、掃除対象のゴミや汚れの数は多いので短時間でも満足度は高いです。
ゴミや汚れの密度が高い
ステージのサイズも最大でも50m四方くらいで、端から端まで見渡せるレベルの広さ。わりとコンパクトにできている印象です。コンパクトなステージにゴミや汚れが多数存在するので、ゴミ屋敷を掃除している感は得られてよいです。むしろステージのサイズは小さめで汚れの密度が高い方が、この手のゲームはやりがいを感じられてよいのかもしれません。
惜しいところ
ステージの数は多いが種類が少ない
ステージの数は多いのですが、同じようなマップの使いまわしは多いと感じました。海岸、家、映画館、オフィス、店と大きく分類すると数種類程度です。もちろん異なるレイアウトにはなっているので、あまり気にはならないレベルではあります。
しかし、この中の「映画館」はレイアウトがほぼ変わらないので、やや苦痛を感じました。映画館、良いのですが単調なんですよね。それがいくつもあるとどうしても飽きが来てしまうなと思いました。
ステージの種類を増やすのはアセットを揃えるなどのコストがかかるので、種類が少ないのは仕方がないと思います。今後製品版に向け、ステージは増やしていくと思うので、レイアウトや汚れの種類を増やすことで対応してもらえたら良いなと思います。
しかし、映画館だけはレイアウトがほぼ同じにならざるおえないので、これ以上は増やしてほしくないステージですね。。
リアルだがめんどくさい仕様がある
シミュレーターなのでリアルをどこまで追求するかは、なかなか難しい問題だと思います。リアルなのは良いのですが煩わしい作業をプレイヤーに求めるからですね。本作にも少なからずそういった仕様があります。例えば以下のような仕様です。
- 電動の掃除用具(掃除機、スチームクリーナー)は充電が切れたら充電が必要になる。(待ち時間が結構かかる)
- ゴミ袋がパンパンになったら、指定のゴミ捨て場までひとつひとつ捨てに行かないといけない。
ただ移動するだけ、ただ待っているだけみたいな仕様はユーザーには歓迎されにくいので、工夫が必要な部分だと思います。
面白いゲームなので今後のアップデートに大いに期待したいと思います。